ポコアポコでは、4月6日(土)、宮城野区文化センターパトナホールに於いて発表会を開催しました。
一人の欠席もなく、無事練習の成果を発揮できたことをうれしく思います。
さて、生徒のみんな、気持よく弾けましたか?
緊張しましたねぇ。
私たち講師もステージで弾く一人ひとりの姿を見上げながら、同じようにドキドキし、心の中で一緒に曲を弾きながら「がんばれー!!がんばれー」と応援していましたよ。
客席のご家族も、ずーっと練習する姿を見守ってこられたのだから、きっと同じ思いでしたね。
終わってからの、満足げなみんなの顔が何よりうれしく、また一年間の成長を感じることができ、発表会、開催してよかったなぁと思います。
何週間か前のこと。
日曜の朝に、幼稚園生の生徒ちゃんのお母さんから、写真が送られてきました。
「朝起きたら、〇〇が一人で歌いながらピアノを練習していました」
そこには、閉じたカーテンの隙間から漏れる薄い光の中、パジャマで一人練習する○○君の姿。
前の日のレッスンで、連弾の合わせがなかなかうまくいかないまま帰っていったのでした。
自分なりに何かを感じ「練習しなくちゃ」と思ったんですね。
こんなに小さいのになぁと、なんか、ジーンときました。
お父さん、お母さんも、本番うまく弾けるか心配されていたことと思いますが、ちゃんと弾きました。
ひとつ、乗り越えてくれたんだなと思います。
きっと一人ひとり、状況は違っても、同じように家での練習を重ね、昨日の発表会を迎えたことと思います。
発表会を開くたび、こんな風にして生徒さんたちは成長します。
その姿を長い期間にわたって見ることができるのは、何よりうれしいことです。
さて、6年間ポコ ア ポコでレッスンしてくれた、講師の小田島麻紀子先生は、昨日で退職となりました。
小田島先生が挨拶した時は、会場で泣いている人もいましたね。
小田島先生といえば・・・
コロナ禍でマスクが買えなくなったことがありました。
その時に、教室ではレッスンには必ずマスクをしてくるようにお願いしていましたが、マスクが買えなくて困っている生徒さんへと、布マスクを作ってきてくれたのでした。
私も「先生、どうぞ」と一枚いただきましたが、 なんと優しい先生なのかと思いました。
コロナ対策で、換気のために玄関のドアを開け放しておいたら、くまんばちが入ってきて困ったという話しをしたら、虫取り網を持ってきてくれて。
今も、その網は自宅の仕事部屋にあるのですが、こんな風に、何か困っていると、そっと助け船を出してくれる先生でした。
発表会でも、足台の出し入れが大変そうなときは、すーっとステージに上がってきて手伝ってくれて。
いつも寄り添って、すーっと助けてくれる。
それが小田島先生でした。
昨日でお別れになった生徒さんたちは、本当に寂しかったですね。
でも、小田島先生も言っていたように、音楽を続けていたら、いつかどこかで会えるようなこともあるでしょう。
小田島先生に教えていただいたピアノの楽しさを忘れずに、これからもピアノを弾いていきましょう。
そして、参加した生徒さんの中には、昨日を最後にポコアポコを卒業する生徒さんも。
お別れは寂しく残念ではありますが
皆さんのこれからの未来に
良いこといっぱいありますように!!
と祈っております。
さあ、そして、これからもポコアポコでピアノを続けるみんな。
次の発表会は、来年の4月13日(日)、会場は同じくパトナホールです。
一年後、またみんなで素敵なピアノの音色をホールいっぱい響かせて、発表会楽しかったねって言って終われるよう、頑張っていきましょう。
最後になりましたが、保護者の皆様、今回もまた、たくさんのご理解とご協力、そしてあたたかい励ましをありがとうございました。
八木先生とともに、また次回に向け、がんばって参ります。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!