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ピアノを選定してきました

昨日、静岡のYAMAHA掛川工場へ行ってきました。

 

はやぶさに乗って、東京からこだまに乗り換え。

 

 

東海道新幹線は滅多に乗ることがないので、車窓からの景色が新鮮でした。

掛川駅からはタクシーで。

 

調律師さんに案内されて、着いたのがこちら。

ヤマハ掛川工場「ハーモニープラザ」

一歩入ると

うわぁ~、素敵ですね~。

まるでミュージアム。

面白いものがたくさん展示されていました。

床にはソーシャルディスタンスを保つためのシール。

壁にはピアノのハンマー!

あはは、楽しい。

圧巻だったのはこれ。

小室哲哉さんからの特注品。

コンサートで使われていたそうです。

蓋のアクリルの板が、一番重いそうで、女性では持ち上がらないとか。

あちこちのコンサート会場に運ぶ時に、この重い蓋の蝶番に負荷がかかり過ぎないように、工夫があちらこちらにされてました。

最初、一本の無垢の木をくりぬいて作ったのかとびっくりしましたが、そんなことができるわけもなく。

それにしても、この木目と分厚さ、すごいですね!

すごい技術。

 

見よ!

ペダルや支柱の金の装飾。

さすが小室さん、派手ですね~。

さてさて、いよいよ選定室に案内されて

ドアを開けて、まずびっくり。

 

うわっ、小っちゃい!

C5Xって、こんなに小さかったでしたっけ?!

 

いや、多分教室に来たら、もっと大きく見えるはず(笑)

この部屋が広いのですよ。

 

来る前に説明を受けた通り3台並んでいました。

 

壁に見えるシルバーの板は、吸音板です。

 

わざと響かないようにしてあるんですね。

一般の住宅よりも、もっと響きを押さえてあるそうです。

 

そういえばこの部屋に入ってからの話声は、部屋の外とは違って、少し「もこっ」とした感じに聞こえました。

 

お風呂とか、トンネルで歌を歌うと(トンネルで歌う人なんか、私くらいか(笑))、歌が上手くなった気がするでしょう?

 

あれはね、残響がそう聴こえさせるのです。

ホールでピアノを弾くと上手く聞こえるのもそう。

 

この選定室は、そのピアノの持っている本来の音がわかるように、周りに反射して響かないように作られているんですね。

 

ホールみたいに音のよく響く部屋だったら、確かにピアノの本来持つ個性や良し悪しはわからないですね。

 

「ご自宅で弾いたら、ここで弾くよりもっと響くと思いますよ」

 

と言われて弾いてみると・・・

 

いやいや、なんのなんの。

吸音板があっても、素晴らしい響き!

もう、感動ものですよ。

 

低音はずしーんと響く迫力の重低音。

全体的にまろやかで、美しい音。

高音は、弾き込むうちに、どんどん鳴ってくれそうなそんな予感。

 

もう、弾きやすくて弾きやすくて、弾くのが楽しい!

 

なんじゃ、そりゃ(笑)って感じですが、面白くなってきて、このままいつまでも弾いていたくなりました。

 

部屋の響きを押さえてもこんなに響くとはね。

さすがYAMAHAのピアノですね。

 

さて、3台並んだピアノ。

どれにしようかな。

 

最初に弾いたとき、右端に置いてあったピアノは

「あ、これは違うかも」

と思いました。

 

別に弾きにくいわけでも、どこか欠点があるピアノってわけでもないんですよ。

強いて言うなら、インスピレーション?

好みですかね。

 

右端のピアノは、その後何度弾いても、やっぱりしっくりこない。

ということで除外。

 

左か真ん中のピアノだな。

どっちも明るくて、弾きやすくて、まろやかで好き!

 

あ~~、迷う。

 

より明るいのは左。

音がより元気なのも左。

 

真ん中はバランスが良くて、音がよりまろやか。

 

若くて元気なのがいいのか、ある程度分別のある大人がいいのか、みたいな感じになってきました(笑)

 

いや、ちがうでしょ(笑)

どっちもできたてのホヤホヤ。

生まれたてのピアノですから。

 

あ~、どうしよう。

 

と迷いに迷って

 

ついに

「えい! 真ん中!」

 

「これぞYAMAHA!!」

って感じの、バランスの良い真ん中のピアノに決定!

 

 

もう迷わない!

 

ということで、譜面台を外してもらって、念のため製造番号をパシャリ。

教室に来るのは2週間後くらいだそうです。

 

これからレッスンを支えてくれる大切な相棒、パートナー。
みんなにピアノを弾く楽しさが伝えられますように!

 

みんなと一緒に弾くのが楽しみ!!


そうそうロビーにあったこれ、面白かったので、みんなに見せてあげよう!