6月の発表会というのは、中高生には大変なことだったと思います。
中高総体や定期テストと重なって、練習時間がとれなかったですね。
塾もあり、模擬試験もあり、毎日毎日忙しかったのでしょう。
ぎりぎりまで仕上がらなかった生徒さんもいました。
合唱コンクールの伴奏に時間を取られ、発表会の曲にほとんど手が回らなかった子もいました。
発表会の数日前が定期テスト最終日だった生徒さん。
一曲4分×2曲が、本番一週間前にまだ完成していませんでした。
トータル8分です。
8分弾くって大変なことです。
進学校に通う彼女は「テストが終わったら切り替えて、こっち(ピアノ)やります!!」
そう言って本番一週間前の最後のレッスンから帰っていきました。
何だか追いつめられて可哀そうなくらいでしたが
でも、なんだか彼女から
「絶対やる!」
みたいな気迫を感じました。
本当に最後の数日で頑張ったんだと思います。
本番は、ステージで演奏できるところまでもってきてました。
ピアノを続ける子って、優秀な子が多いんですが、やっぱりすごいな。
優先順位をつけ、気持ちをさっと切替えて、集中して物事に取り組む。
欠席という選択肢もあった中で、自分で参加を選び、ちゃんとやり抜くのだから本当にすごい。
客席からは、一週間前には上手く弾けてなかったとか、そんな風には見えなかったと思いますけどね。
ということで
「褒めてつかわす、中高生!」
よく頑張りました!