6/25の発表会。
今回で11回目となりますが、初めてゲストをお招きすることになりました。
ピアニストの松岡淳先生です。
松岡先生は、ポコ ア ポコ若手講師の小田島先生のお師匠さんで、現在昭和音大でも教えていらっしゃるピアニストです。
実は私はまだ直接お会いしたことがありません。
3月にパトナホールで開かれた松岡先生のコンサートを聴きに行って、それがあまりにも素晴らしかったので「みんなにも是非聴かせたい!」と思い、今回ゲスト演奏をお願いすることにしました。
世界3大ピアノ、ベーゼンドルファーを会場に持ち込んでのコンサートでした。
その時の、圧巻の美しい音色といったら!
美しいピアノの音は、学生の時から沢山聴いてきたように思います。
心を打たれる演奏、もたくさんありました。
でも、ここまで圧倒されるほどの美しい音はあったかな、と思うのです。
コンサートの曲は全部素晴らしかったです。
特に「ラ・カンパネラ」が素晴らしくて、もう、胸が苦しくなるような感動を覚えました。
キラキラ、キラキラ。
水面に日の光があたって反射して見えるキラキラ。
あれをうんと鮮やかにした感じ。
キラキラキラキラ、音がその瞬間に表れては消え、表れては消え。
それが強烈に頭に残って、コンサートからしばらくは余韻に浸ってうっとりと。
そして、一曲一曲、コンサート全体が、私には「祈り」のように感じられました。
先生は、ロシア侵攻を受けているキウイにも毎年招かれて演奏会を開かれていて、現地の仲間のことなどにも少し触れられていたので、余計にそう感じたのかもしれません。
あぁ、ピアノって芸術なんだな。
と思いました。
今更ですね。
でも、そう思いました。
あんな風に弾いてみたい!
とも思いました。
翌日だったかな。
余韻さめやらずで小田島先生にLINEしました。
とても感動したこと、素晴らしい先生に師事されて、幸せですね!
と。
小田島先生からは
「コンサート、本当にすごかったですね!私も胸がいっぱいで、改めてすごい先生に教えてもらってるんだなぁと、自分の生徒にも、自分が教わったこと伝えていかなきゃ、と思いました。」
と返信がきました。
「生徒たちに、伝えていく」
ほんと、そうですね。
曲は感動のラ・カンパネラ!
それ以外の曲も、松岡先生が子どもたちに人気な曲とか、色々考えて下さってプログラムが決まりました。
4部に分かれる生徒さん全員が聴けるように、2部と3部の間に挟みました。
どうぞどうぞ、お楽しみにね!!
~ちょっと余談~
宝石商に生まれた子供は、小さいうちから本物の宝石をおもちゃにして育てられるそうです。
それは、小さい時から本物に触れていると、大人になって偽物に触れた時に、すぐに偽物だと見分けがつくようになるから。
だそうです。
「小さいから、まだ早い」
「途中で飽きてしまうから、聴かせても仕方ない」
いえいえ、逆ですよ。
小さいうちにこそ、本物に触れさせてあげてください。
クラシックのコンサートは、未就学児や、子どもは入場不可なものも多いですが、教室の発表会ですから、迷惑にならないようにご配慮いただければ大丈夫です。親子室から聴いていただくこともできます。
是非、本物を聞かせてあげてくださいね!