宮城県内も少しずつコロナの感染者数が増えてきました.
学校が一斉に休校になったのが３月。
教室も同時に休講になりました。
もう5か月も前のことになるんだな。
休校明け最初のレッスン。
教室からクラスターなんか出さないようにと、すごく緊張してました。
ハンドソープにペーパータオル、手指消毒薬。
レッスン前にあちこち拭いて消毒して、窓も玄関も全開にして
できる対策は全部した。
ドキドキしながらのレッスンスタート。
最初にやって来たのは小学１年生のRちゃんでした。
元気な姿を見られてうれしかったんだけど、一方で心の中はものすごーくドキドキドキドキ。
平静を装ってたけどね。
「宿題、何の曲だったっけ～？」
パラパラと教本をめくり
「あぁ、アロエッテ・・・」
なんだか気持ちがレッスンモードに切り替えられず
独り言をつぶやくように
「アロエッテ、かわいい子♪」
と歌い始めると、途中から
「アロエッテ おしゃれ好き～♪」
と、途中からRちゃんの声が重なり
途中から歌に合わせて右手のメロディを弾き始めたら
Rちゃんも左手の伴奏を弾き始め
2人で一緒に歌って弾いて。
いつの間にか寄り添うようにしてRちゃんがついてきてくれた。
あのとき、なんだかRちゃんが
「先生、大丈夫だよ」
って私の背中をそっと撫でてくれたような感じがして、すごくほっとしたなぁ。
トゲトゲしてた気持ちがすっと和らいで、気持ちがあたたかくなった。
あれはいったい何だったんだろうと思う。
子どもの寝顔を見てるときみたいな感覚。
子どもといると、なんか和むんだなぁ。
あ、何でこんなことを思い出したんだろう、というと
今感染者がまた増えてきて、消毒と換気に神経を使ってるからだなぁ。
ちょっとピリピリしてるかな。
子どもたちに癒されながら
うつらないように、うつさないように
広げないように気をつけなきゃと思う。
