ピアノ男子小学5年生Kくん。
レッスンにくるなりピアノの前に立って
低音の「シ♭とファ」の音を2本の指でボーンと鳴らし
「うん、やっぱり響く!」
「たまんない~、この響き」
「シ♭とファからラとファにうつるとこが好きなんだよ」
と萌え~~。
多分、倍音(*)を聴いていたんだろうなぁ。
Kくんは耳がよいのです。
音感もよいのですが、音の響きを聴く耳、感覚が鋭い。
家のピアノで聞こえた倍音が、教室のピアノも同じように聞こえるか
確認したみたいです。
なんでもヘ長調とか変ロ長調系の和音がたまらないんだそうで。
弾くことを楽しむというよりは
こんな風に和音の響きだったり、12個の調のことだったり、、音楽理論に興味があって
そっちの方が彼には面白いらしいです。
マニアック~。
私も特定の和音進行が好きだったりしたのですが、
それに気付いたのは音楽理論を勉強するようになってから。
あぁ、そういうことだったのかと腑に落ちてすごく納得。
Kくんもコード進行を勉強するようになったらきっとすごく楽しいだろうと思います。
作曲とか編曲とかが向いているのかもしれないなぁ。
マニアックピアノ男子。
これからどんな風になっていくのかなぁ。
密かに楽しみ。
*倍音についてはこちらのページに分かりやすく書いてあります。
http://sound.jp/nk_sounds/baion.html
ページ下の方にはピアノで倍音だけを取り出して聴く方法も載っていて面白いです。