母娘三人で出かけた北海道旅行。
初日の夜、泊まった小樽のホテルで大きな地震。
旅行を続けようか、フェリーで帰ろうか、というところまでが前回までの話。
さてさて、フェリーの切符を買ってホテルまで帰る途中の道路にはあちこちに人の群れができていた。中には道路に座りこむ人の姿も見えた。
ホテルをチェックアウトしたあと、行くあてのない旅行者だった。
あちこちのホテルでその日の宿泊受け入れが不可になったそうだ。
まさに避難民。
外国人旅行者も多かった。
異国の地で、言葉もままならないまま泊まるところもなくなるなんて、気の毒に。
かたや
さっきフェリーの切符を買う時にとなりにいた大学生だという4人の男子は、札幌から朝一番でタクシーに乗って小樽に移動したそうだ。
そのおかげでこの子たちはすんなり切符が買えて、この日の夕方の便で北海道を脱出したはずだ。
停電で照明のない薄暗いロビーで地べたに座って楽しそうにカードゲームをしていた。
余裕の若者。
まぁ、フェリーが取れれば食べることと寝るところの心配はなくなるから心配することは何もないもんね。
やっぱり初動が大事だなぁ。
ちなみに
札幌↔小樽はタクシーで1万円だそうだ。
4人で割ったら1人2,500円。
安いんだね、びっくり。
さてさて私たち。
小樽のオーセントホテルを連泊で予約していたので避難民にはならずに済んだ。
最初旅行の行程を立てた時は、小樽一泊のあとすぐ登別のホテルを予約していた。
でも小樽をゆっくり観た方がいいねと登別のホテルはキャンセルして小樽2泊に変更したのだった。
もしその日登別に宿を取っていたら、私たちも避難民になるところだった。
ほんとにラッキー!ついてるなぁ。
ホテルに戻り、お昼はさっき買ったカップラーメンを食べた。
旅行に来てカップラーメン!
始めての経験だった(笑)
そのあとは
そうそう、レンタカー!
レンタカーは次の日に返却することにして、それを伝えに駅のレンタカー会社へ行った。
電話はつながらなかったのでね。
ホテルから駅までのアーケード街は閑散としていた。
どこの店もシャッターが閉まって静かだった。
~続く~