先週の22日(祝・木)、ブルグミュラーコンクール仙台地区大会が開催され、教室から5人の生徒さんが参加しました。
審査結果発表前の講評で審査員の先生がおっしゃったのがこんなこと。
演奏のどこを聴いているかというと、難しいところをミスなく間違えずに弾けたか、とかそういうことではなく、全体を通してどんな風に曲を弾いたか、作り上げたか、というようなことだと。
曲を聴いて、例えば舞曲なら、思わず踊りたくなるような演奏だったか、物語でいうなら起承転結がわかる演奏だったのか、伝わるものがあったのか、なんていうことなんでしょうね。
みんなミスの有る無しをとっても気にするんだけど、確かにミスなく弾ければいちばんいいのだけど、でもそういうことじゃないんですね、多分。
聴く人に何が伝わったか。
本を読んだ後の読後感のようなものかなぁと思います。
聴く人が、ウキウキしたとか、懐かしい気持ちになったとか、激しくて圧倒されたとか、何かを感じるような演奏。それが上手ってことかな。
まぁ、そう簡単ではないです。それができたらプロですかね(笑)
でも幼いなりに、つたないなりに、こう弾きたい、自分はこう感じましたって、イメージを持って弾くことが大事。それが、伝われば上手な演奏ってことですね。
コンクールに出ると、そういうところまで弾き込んで勉強するから、やっぱり上手になります。
結果は大事だけれど、それ以上に参加することでつく力があるということ、それが分かってもらえたら嬉しいです。
結果だけにこだわらず、続けていったらいいと思います、チャレンジを。