夏休みに② 〜九州初日、その夜に〜

九州への家族旅行は、私たち夫婦と大学院生の娘、そして実家の母の4人のメンバー。

ちょうど仙台七夕祭りの準備が始まる頃でした。


吹き流しが飾られた仙台空港から福岡空港までは2時間ちょっと。
あっという間の空の旅を終えて到着した福岡は、35℃超えの猛烈な暑さ💦

この暑いのに九州。
しかも温泉旅行だし><

と後悔したのも束の間。
レンタカーに乗ってしまえばそこはクーラーの効いた快適な車内。
旅行雑誌を広げながら、あっちフラフラ〜、こっちフラフラ〜と道の駅を寄り道する気ままな旅は、誰に気兼ねするでもなくとっても楽しいものでした🎵

普段忙しくて必要なことしか話せない日常とは違い、思い出話から普段のことまで「あはは、あはは」と車内の会話の賑やかなこと。
ツアー旅行とは違って、時間を気にせずゆったりのんびりが家族旅行の良いところ^^

さてドライブ2時間の後に到着したのは玉名温泉というところ。

お湯につかったあとは、美味しい食事と美味しいお酒。
そして幻想的にライトアップされた庭の景色。
ほろ酔い気分になったら、あとはベッドに入るだけ。
上げ膳据え膳、なんて幸せ~~。


でもこの幸せの数時間後、その痛みは突然やってきたのです。

移動の疲れもあって、ぐっすり寝入った深夜。

う…
痛い…

ううぅ…痛い

食べ過ぎ?

飲みすぎ?


しばらく痛みをこらえじっとしていたのだけれど、いっこうに痛みが退く気配はない。
ちょっとやばいかも、と思うほどの痛み。


今だから言えますが、実は旅行の数日前、旅支度をしているときにみぞおちの辺りに重苦しい痛みがあったのです。
その時には
「ありゃりゃ、こりゃまずい。旅行だってのに、また胃炎か…」
と思いました。
でもまぁそんなに大した痛みではなかったのですよ。その時はね。


念のために、胃薬は持ってきていました。
薬を飲みに起きると、眠れずにいた母も起きてきて
「眠れないの?」
お互いにそんな会話をしたような気がします。

薬を飲んだあと、痛みで倒れこむようにベッドにころがった私の心の中の葛藤。

救急車呼ぼうか」
「いや、そんなことをしたら旅行が台無しになっちゃうじゃん」

その後どのぐらい時間が経ったのかわかりません。
いつの間にか眠りについたようでした。


そして翌日の朝、目が覚めると

あれれ?
夜中の痛みはいったい何だったの!?

あの痛みは嘘のようになくなっていたのです。


続きはまた^^